Forum Report

「NEC未来創造会議」
第1回会議に向けて

第1回会議に向け、2017年2月13日サンフランシスコにて、事前ミーティングを実施しました。
メンバー(敬称略・順不同)は、ミチオ・カク、ケヴィン・ケリー、松尾 豊、江村 克己が参加。「IoTとAIの進化」「人間の可能性」
「社会の幸福」などの観点から、活発な議論が繰り広げられました。豊かな未来を創造するために、この内容を踏まえ、
今後さらに議論を深めていきます。東京で開催される第1回会議の模様は、4月中旬にご報告させていただきます。

会議の写真
会議の写真

様々な産業がデジタル化されていき、我々の生活の様々な側面を変えていく。人間の脳のデジタル化は、現在科学が挑戦している最大のチャレンジである。21世紀後半には、ロボットは人間の常識を兼ね備え、人間と話しているだろう。人の知的資本は、今後益々、未来の「流通貨幣」となっていくだろう。

ニューヨーク市立大学 理論物理学 教授

ミチオ・カク氏

AIが人間に取って代わるのではなく、我々とは全く異なる思考をすること自体が非常に重要なポイントである。
世界の人口90億人が、昼夜問わず繋がりながら、他人と違う考えを持つこと。困難だが、これは非常に価値あることでAIはそれを助けてくれる。我々はどんな人間になりたいのか。それは哲学的なようだが、我々が近い将来に答えを出さなければならない問いである。

「WIRED」誌 創刊編集長

ケヴィン・ケリー氏

生物の生き残る手段が、進化から学習に変わってきていると考えている。学習によって、よりよく作り変えながら環境に適応していくことが起こるだろう。
ITの仕組みを上手に使えば、協力や努力に応じて富を配分することができるようになるのではないか。

東京大学大学院 特任准教授

松尾 豊氏

どのようにAIと共存していくのか。どのように社会を適切に運営していくのか。それが最も重要なテーマだと考えている。また、人生100年時代を迎え、私たちはライフスタイルを再設計することが必要になる。
超指数関数的な技術の発展は、人間の生活にどのように影響を及ぼすのか。そういったことを検討しながら「a brighter world」の未来のビジョンを創造していきたい。

NEC チーフテクノロジーオフィサー(CTO)

江村 克己